OpenAIのChatGPTは、人間と自然な会話をすることができるAIです。その中でも特に注目すべき機能の一つがプラグインで、これによりChatGPTの機能を拡張し、特定のタスクを効率的にこなすことが可能になります。今回は、その中でもマーケティングリサーチに特化したYabbleプラグインについて解説します。
Yabbleプラグインとは?
Yabbleプラグインは、ChatGPTが提供するプラグインの一つで、マーケティングリサーチに特化した機能を提供します。具体的には以下のような機能があります:
- 調査の作成と質問の生成:ユーザーが提供したトピックに基づいて、マーケティング調査の質問を生成します。
- デモグラフィック情報のターゲティング:ユーザーが提供したデモグラフィック情報(性別、年齢、地域、婚姻状況、雇用状況、給与、子供の有無など)に基づいて、調査の対象者を選択します。
- 想定するターゲットの生成:デモグラフィック情報に基づいて想定するターゲットを生成し、ユーザーに表示します。
- 調査の実行:生成された想定するターゲットに対して調査を実行し、結果を取得します。
- 調査結果の取得と要約:調査の結果を取得し、各質問についての簡潔な要約を作成します。
- データの洞察の生成:調査の結果から洞察を生成し、ユーザーに提供します。これには、結果の概要、詳細な分析、視覚的な表現などが含まれます。
- 結果の共有:ユーザーは、生成された調査コードを使用して、結果を他の人と共有することができます。
これらの機能は、マーケティングリサーチの時間とコストを大幅に削減し、より深い洞察を得るための強力なツールとなります。
プラグインを有効化
Yabbleプラグインを有効にするにはプラグインストアよりYabbleをインストールします
![](https://chtgpt.ai/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-18-15.17.30.png)
その後チェックがはいっていることを確認します。
![](https://chtgpt.ai/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-18-15.17.04-1024x640.png)
Yabbleプラグインを使った例
以下に、Yabbleプラグインを使った具体的な例を示します。ここでは、「日本の花屋についてのリサーチを行いたい」と入力します。すると以下のようにリサーチ対象の質問群を自動的に生成してくれます。今回はそのまま利用しますが、もちろん変更も可能です。また調査コードを控えておくことでグループで共有することが可能なようです。
![](https://chtgpt.ai/wp-content/uploads/2023/05/花屋リサーチ-1-1024x707.png)
次に、この調査を実施する対象のデモグラフィック情報を提供します。この例では、性別が男性、年齢が40代、日本に住んでいて、結婚しており、子供が2人いて、会社員で年収が700万円の人物を想定するターゲットとして設定します。
![](https://chtgpt.ai/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-18-15.31.10.png)
今回は上記を対象に調査を実行します。。その結果、今回は以下のような回答の要約が得られました。
![](https://chtgpt.ai/wp-content/uploads/2023/05/花屋リサーチ-2-1024x797.png)
Yabbleの詳細な調査結果などはyabbleにアカウントを作成して有償契約を行う必要があるようです。
まとめ
Yabbleプラグインは、ChatGPTの機能を拡張し、マーケティングリサーチを効率的に行うことができる強力なツールです。調査の作成から結果の分析までを一貫して行うことができます。どういった仕組み7日分かりませんが、実際の市場調査などをするコストと比較すると圧倒的に安くマーケティング調査が行えます。今回は試せませんでしたがYabbleへ契約することでより詳細なマーケティングデータを得ることもできそうです。